日本の三井不動産は、マレーシアの大手デベロッパーSP Setia社と共同で、マレーシア・セランゴール州セメニエの**「Setia EcoHill」**開発区内において、**総事業費13億リンギット(約265億円)**の住宅プロジェクトを推進すると発表しました。
この計画では、合計683戸の戸建住宅(landed homes)を建設する予定であり、三井不動産にとってマレーシアの戸建住宅市場への初参入となります。これまで同社は、マレーシア国内で物流施設、賃貸住宅、商業施設など10件の不動産プロジェクトに関与してきました。
三井不動産アジア・マレーシア法人の斎藤雅義マネージングディレクターは、「SP Setiaとの協力により、両社の企画力と開発力を生かし、堅調なマレーシア住宅需要を捉えたい」とコメントしました。
また、SP SetiaのCEOであるザイニ・ユソフ氏は、「今回の協業は、Setia EcoHillの市場価値を高める重要なステップとなる」と述べ、2023年の「Setia Federal Hill」での初の協業に続き、長期的なパートナーシップ強化を目指すとしました。
このプロジェクトは、日本の不動産大手による東南アジア住宅市場への新たな進出として注目されています。
▼出典
Mitsui Fudosan enters Malaysia’s landed housing market | News | Real Assets

