ベトナム、証券市場制度を大幅改正 外資誘致へ

ベトナム政府は2025年9月、新たに政令245/2025/ND-CPを公布し、証券市場における取引ルールを大幅に見直しました。目的は外国投資の促進と市場透明性の強化で、外国人投資家にとってより参入しやすい環境を整備しています。

主な改正点は以下の通りです:

  • CCP(中央清算機関)制度導入:2027年末までに実施予定で、証券決済の安全性を高め、外国投資家も安心して取引可能に。
  • 事前資金拘束の撤廃:外国投資家は注文時に資金を全額用意する必要がなくなり、柔軟な投資が可能。
  • 上場から取引開始までの期間短縮:従来の90日から30日に短縮され、IPOの魅力が増加。
  • 外国人持株比率の制限緩和:企業が独自に設定する上限を撤廃し、法律上認められた最大比率まで拡大可能に。
  • 電子証券取引コード(ESTC)の即日発行:外国投資家はコード取得後すぐに取引を開始でき、国際基準に沿った運用に。
  • 外国運用会社への二重コード付与:自社取引用と顧客資産運用用を分離可能にし、国際的なオムニバス口座制度導入の基盤を整備。
  • 情報開示強化:社債発行時の信用格付けを義務化し、国際格付機関の評価を利用可能に。資金の用途報告やガバナンス規制も厳格化。

これらの改革により、IPO市場の活性化、外国投資家の権利保護、取引の効率化が期待されます。ベトナムは2030年までに高所得国入りを目指しており、証券市場の国際化は外資誘致の大きな推進力となりそうです。

▼出典
Vietnam overhauls securities market rules to boost foreign investment

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