急増するコンドミニアム 入居前の注意事項

納得し難い管理問題が多発

広い敷地内にプール、フィットネスジム、スーパーマーケットなど、生活に便利な共用施設が揃うコンドミニアム。現在、ハノイではビングループの分譲コンドミニアムが目白押しで、購入したベトナム人オーナーはその物件を賃貸に出すケースが急増しています。それに対し、サービスアパートメントのオーナーは室内面積を小さくし、仕様を上げて家賃を下げて対抗しているのが現状です。

先日ある有名なコンドミニアムでこんなことがありました。入居していただいた当社のお客様からのクレームです。「アパートの管理会社から急に『エアコンの電気代を昨年の9月から遡って請求させていただきます』と通知が来たのですが一体何のことでしょうか?」

もちろん、そのお客様は電気代を毎月支払っていました。しかし、管理会社はエアコンの動作不良の調査のため、エアコンの電気代は請求していなかったと告げたそうです。

そして、調査の結果は「問題なし」だったため、請求をしていなかった期間を遡って請求するという回答でした。エアコンの動作不良確認をしていたことも、その間エアコンの電気代請求が止まっていたことも知らされていません。「遡って請求する」と言われても、納得できるわけがありません。

賃借人の立場の弱さがリスクに

このようなことがコンドミニアムを選ぶ際の「ベトナムリスク」です。サービスアパートメントではこの種の問題は発生しません。

他には「売却したので退室して欲しいと告げられた」「騒音が我慢できない」。そんなお客様の声もありました。

管理組合の存在しないベトナムのマンション事情。賃借人の立場が弱く、オーナーが招くリスクに対するクレームはなかなか通らないのが現状です。そのような憂き目に遭ってしまった際は、粘り強く交渉できる仲介業者にサポートを託すことをお勧めします。

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