SSI証券の調査部門SSIリサーチによると、ベトナムの外貨準備高は現在、過去最高の700億米ドル(約7兆5,468億円)に達したもようだ。
ベトナムネットが 9月30日に伝えた。
SSIリサーチによると、ベトナム中銀は今年、1〜4月と7〜9月の2回に分けて大規模な外貨買い入れを行った。
【ベトナムドン相場は安定傾向】
SSIリサーチは、ベトナムドン相場は今後も安定するとみている。
十分な外貨準備高があることと、貿易黒字も1~8月で51億米ドルと大きいことが理由だ。
米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げや、中国人民銀行(中央銀行)による人民元切り下げ容認などの影響から不安定な通貨が多い中、ベトナムドン相場は安定を保っている。
対米ドル相場でみると、韓国ウォンやスウェーデン・クローネは約9%下がり、ロシア・ルーブルやタイ・バーツは約5~6%上がった。
ベトナムドンは現在、昨年末に比べて 0.06%下げただけだ。