カンボジアの建設投資は、今年3,503件の建設プロジェクトを承認し、総投資額73.2億ドルに達して前年比68.89%増の大幅な伸びを記録しました(国土整備・都市計画・建設省=MLMUPC発表)。着工面積は1,800万㎡を超え、2025年の建設セクターは低迷ムードを一掃し、力強い成長軌道に戻っています。
報告は、世界的なインフレや地政学リスクが続く中でもカンボジアの建設業が高い回復力を示していると評価。国内需要と投資家信頼の改善が勢いを支えています。
同省は、建設許可制度開始以来、累計71,820件の建設許可を発行し、総面積2億1,900万㎡・累計投資額876.9億ドルに達したと紹介。長期的に見ても、建設セクターは国家開発への安定した貢献を続けていることが示されました。
2025年の詳細データでは、
- 高層建築:228件(5階建て以上は288棟)
- 住宅建設:2,724件(投資額25億ドル超)
- ホテル建設:25件(2.71億ドル超)
- 商業ビル:189件(7.94億ドル超)
- 工場建設:234件(2.29億ドル)
- 複合開発:37件(4.68億ドル超)
と、多様な分野での活発な建設活動が確認されました。
また、建設関連収入は7.24億リエルに達し前年比10.06%増。規制強化やコンプライアンス改善により国庫収入への貢献も高まっています。
サイ・サマル副首相兼建設相は、土地紛争の解消、土地権利の全国登録、建設品質の向上を政府の重点課題として挙げ、安全な住環境の整備を国家的目標と位置づけました。
カンボジア中国商会(CCCA)のロル・ヴィチェット副会長も、最新データはカンボジア経済の強さと競争力の向上を示すものと評価。国際パートナーとの関税調整やインフラ改善、とくにテチョー国際空港の開業効果が今後の建設・不動産需要を押し上げると述べています。
総じて、政府改革、投資環境の改善、大型インフラの進展が追い風となり、カンボジアの建設セクターは今後も堅調な成長を維持する見通しです。
▼出典
Cambodia’s construction investment surges to over $7B – Khmer Times

