ハノイのマンション価格、10年間で2倍に上昇—1㎡あたり60万円時代へ

ベトナムの首都ハノイのマンション価格がこの10年間で約2倍に上昇し、現在は**1㎡あたり1億ドン(約57万円)を超える水準に達しました。中心地ではさらに高く、Vinh Tuy地区では1㎡あたり1億900万ドン(約62万円)**で取引されています。

不動産プラットフォーム「Batdongsan」によると、2025年第3四半期の平均価格は前年より大幅に上昇し、Royal Cityで39%、Park View Cityで36%、Hinode Cityで32%の上昇を記録。主要地域では20〜30%の価格上昇が見られています。

不動産仲介業者によれば、多くの購入希望者が高騰する価格により買い替えを断念し、既存物件をリフォームする傾向にあります。一方で、新規購入者は郊外の長期支払いプラン付き新興住宅地へ関心を移しています。

専門家は、現在の価格水準では高所得者層でも購入が難しいと指摘。政府も「住宅価格が高すぎる」と問題を認識し、手頃な価格の住宅供給と交通インフラ整備を加速させる方針です。

この動きは、今後のハノイ郊外エリアの不動産投資に追い風となる可能性があります。

▼出典
Hanoi apartment prices double in 10 years – VnExpress International

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