ベトナム、公共投資と外国資本が加速―8％成長目標に向け前進

ベトナム政府は、2025年の公共投資予算（約320億ドル）の24.3％をすでに執行しており、前年よりも進捗が加速していると報告しました。高速道路など大型インフラ案件の停滞解消が進み、特に南部での再開発や輸送網整備が注目されています。

また、公共投資の効率化を目的とした法改正案も提出されており、評価・承認・支払い・決済の簡素化が盛り込まれています。ホーチミン市の**環状道路第4号（約40億ドル）**の計画も進められており、2028年の完成を目指しています。

さらに、2025年1～5月の外国直接投資（FDI）は前年比51％増の184億ドルに達し、すでに89億ドルが実際に執行済みと好調な傾向を示しています。製造業や不動産への関心も高く、投資案件数も前年より増加しています。

政府主導によるインフラ整備の加速と外国資本の流入拡大により、ベトナム経済と不動産市場には今後も大きな成長が期待されています。