堀場製作所は、マレーシア・ケダ州に半導体製造装置用部品の新工場を建設することを発表しました。投資額は明らかにされていませんが、10億円規模と見られています。2026年1月の稼働を目指し、2025年8月に竣工予定です。
新工場ではまず、半導体製造装置内でガス流量を制御する「マスフローコントローラー」の生産を開始します。堀場製作所はこの製品で世界シェアの6割を占めています。これまで日本から輸出していた製品を現地生産に切り替えることで、需要変動への迅速な対応が可能になります。
また、工場内には分析装置のラボも併設され、現地企業への技術提案も強化されます。これにより、半導体産業が集積するマレーシアでの供給体制が大きく強化され、堀場製作所の国際競争力がさらに高まることが期待されます。
▼出典
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF234W90T20C25A4000000/