ベトナムではインフラ開発の加速が不動産市場を大きく後押ししています。2025年末までに3,000kmの高速道路整備を目指す国家計画のもと、全国で80の主要プロジェクトが一斉に着工・完成しました。総投資額は約178億ドルに達します。
中でも注目は、ホーチミン市カンゾー地区に建設される18億ドル規模の沿岸都市「Vinhomes Green Paradise」です。このプロジェクトは23万人が居住可能な都市型リゾート開発であり、かつて不便とされた地域の大変革を象徴しています。
さらに、ホーチミン市メトロ1号線の運行開始や、トゥーティエム地区の都市開発、ロンタイン国際空港周辺の成長も不動産市場を活性化。2025年には市内で5万戸の新築住宅供給が見込まれており、投資意欲や資産形成需要が高まっています。
不動産仲介業者によれば、住宅購入者の動きは年初から活発化しており、ホーチミン市、ドンナイ省、ビンズオン省などでは流動性も向上しているとのことです。交通網の整備が郊外エリアへの移住や投資を促進し、都市圏の空間拡張にもつながっています。
民間主導による大型開発も注目されており、国家戦略としての意義も大きいとされています。
▼出典
https://vir.com.vn/infrastructure-boom-drives-real-estate-market-growth-127710-127710.html