日本企業コクヨは、ベトナム最大の文具メーカー「ティエンロン(Thien Long)」の株式65%を取得する計画で、これを東南アジア市場本格参入の足掛かりとする方針です。
ティエンロン株の46.82%を保有するThien Long An Thinh Investmentは、保有株の全てをコクヨへ売却するため交渉中と述べ、コクヨはさらに他株主から18.19%を取得する見通しです。
買収完了は2026年11月頃、総額は約JPY27.6億とみられます。
提示額はティエンロン株の市場価格を約20%上回る評価となっており、同社の高い成長性を反映しています。
ティエンロンは1981年創業で、ボールペンを中心にFlexoffice、Bizner、Colokitなど多様なブランドを展開し、70以上の国・地域に製品を輸出するベトナム文具業界のリーダー企業です。
コクヨはこれまでベトナムでCampusブランドを展開し、同社と製品開発で協力してきました。
今回の買収で、コクヨはティエンロンの強力な製造基盤と東南アジアでの販売網を活用し、世界展開を加速させる狙いがあります。ティエンロン側も、研究開発やデザイン面で新たな成長機会が得られると期待しています。

