カンボジアの3つの国際空港(プノンペン国際空港、シェムリアップ・アンコール国際空港、シアヌークビル国際空港)は、2025年1月から4月までに合計252万人の航空乗客を受け入れました。これは前年同期比で18%増加となり、航空機の発着回数も17%増の22,686回を記録しました。貨物輸送量も8%増の22,350トンに達しました。
4月単月では、空港を利用した乗客が約60万人に上り、前年同月比で15%増加しました。観光客やビジネス客の増加、空港設備の改善、航空路線の拡充が好調な結果に寄与していると分析されています。
カンボジア航空局(SSCA)は、2025年には750万人の航空乗客を見込んでおり、2024年の624万人から20%増加すると予測しています。政府の「オープンスカイ政策」や航空インフラの整備が、航空セクターの成長を後押ししています。
さらに、2025年から2035年にかけて実施予定の「国家航空輸送政策」では、2035年までに2,500万人の乗客と20万5,000トンの貨物を取り扱うことを目指しており、航空路線の強化やインフラ改善、航空会社にとってのビジネス環境整備が柱となっています。