マレーシア南部のジョホール州は、長年シンガポールに隣接する地理的優位性を持ちながらも、インフラ先行の開発手法によってそのポテンシャルを十分に活かしきれていませんでした。しかし現在、同州は投資家のニーズに合わせたインフラ整備へと戦略を大きく転換し、急速な成長を遂げています。
その象徴となるのが「ジョホール・シンガポール経済特区(JS-SEZ)」です。この戦略が功を奏し、2025年第3四半期の同州の承認投資額は911億リンギットに達しました。その約75%が同特区内に集中しており、シンガポール企業からも171億リンギット以上の投資を集めるなど、確かな信頼を獲得しています。
また、270億リンギットを投じて開発が進むアジア最大級のイノベーション拠点「イブラヒム・テクノポリス(IBTEC)」では、医療、高度製造、データセンターなどが集積し、持続可能な経済エコシステムの構築が目指されています。
ASEAN全体で投資誘致の競争が激化する中、ジョホール州は高所得の雇用創出など人材育成にも注力し、立ち止まることなく変革を推し進めています。
▼出典
The view from a place that cannot afford to stand still | KLSE Screener

