ベトナムでは2025年1~8月期の実行ベースの外国直接投資(FDI)が154億ドルに達し、前年同期比で8.8%増加しました。これは過去5年間で最高水準となり、世界的な投資減少傾向の中で、同国の投資吸収力の高さを示しています。
特に**製造・加工業が全体の81.6%(125.7億ドル)を占め、次いで不動産分野が12.4億ドル(8%)と大きな比率を占めました。登録ベースのFDIも261.4億ドルと27.3%増加し、その中で不動産分野は54億ドル超(20.7%増、前年同期比62.4%増)**と急伸しています。
主要投資国はシンガポール(60億ドル)、韓国(40億ドル、前年同期比120%増)、日本、香港などで、特に既存プロジェクトの追加投資が大幅に増加しています。これは長期的にベトナム市場への信頼が強まっていることの証拠とされています。
中でも注目されるのが、スウェーデンの大手繊維メーカーSyreによる10億ドル規模のポリエステル繊維リサイクル複合施設プロジェクトで、年産25万トンの規模を誇り、2028年の稼働を目指しています。
今回の結果は、製造業・不動産市場を中心に、既存投資家による積極的な事業拡大が進んでいることを示しており、今後のベトナム不動産市場への投資意欲をさらに高める要因となりそうです。
▼出典
Vietnam’s FDI capital disbursement hits five-year high amid global decline

