ベトナム政府は海外からの融資(ODA)を活用したインフラ整備を加速する方針を明らかにしました。2024年1月から改正入札法が施行され、承認プロセスの簡素化によって資金の早期執行が可能になっています。
具体的には、ビンズオン省の排水処理事業や南部水路開発事業が3月19日に承認され、現在は大統領の最終承認待ちです。
世界銀行のマリアム・シャーマン氏は、総額112億ドル規模のプロジェクトリストを示し、経済成長やエネルギー転換、気候変動対策分野を中心に支援する意向を表明しました。特に、再生可能エネルギー関連の送電網整備などの早期実施を提案しています。
タン財務大臣は、2026~2030年にかけて高速道路や鉄道、エネルギー、デジタルインフラなどの重要プロジェクトにODAを集中投入する方針を強調。**「今後も世界銀行との協力関係を一層強化する」**と語りました。
また、大臣は世界銀行に対し、手続きのさらなる簡素化や優先プロジェクトへの低金利適用の検討を要請しました。
▼出典
https://vir.com.vn/ministry-of-finance-and-world-bank-discuss-new-oda-funded-projects-124936.html