マレーシアのChin Hin Group Property Bhdは、商用車および車体製造関連の子会社4社を7400万リンギットで売却し、不動産開発に経営資源を集中する方針を示しました。
売却先は、All Trade Resources傘下の不動産会社N&K Resources (M) Sdn Bhdで、取引完了は2026年第1四半期を予定しています。今回の売却により、税引前利益240万リンギットの計上が見込まれます。
チンヒンは得られた資金を、クランバレーなど高成長エリアでの土地取得や進行中の住宅開発プロジェクトに充てる計画です。CEOのチャン・ツィー・ヨン氏は「資金力を強化し流動性を改善することで、グループ全体の財務基盤がより強固になる」と述べています。
今後は住宅不動産開発に専念し、特に首都圏の一等地での事業拡大を目指す方針です。市場では株価が一時下落しましたが、長期的には不動産集中戦略による成長ポテンシャルが注目されています。