カンボジア観光業は2025年上半期、国際観光客が前年同期比6.2%増と回復基調を示し、**国内外3,650万人の旅客が空港を利用(20%増)しました。アンコール遺跡も56万人の外国人観光客が訪問(8.76%増)**し、依然として最大の観光資源となっています。
大きな転機となるのは、総事業費15億ドルのテチョ国際空港が9月9日に開業することです。開業後はプノンペン国際空港に代わり、VINCI Airportsが運営を担い、**スマートゲートや電子入国システム(v-Pass)**が導入される予定です。これにより、入国スタンプが電子化され、旅行者はメールやアプリでパスを管理できるようになります。
さらに、エミレーツ航空(シェムリアップ=ドバイ)、カタール航空(ドーハ)、インディゴ航空(インド)、Firefly航空(マレーシア)など新路線が続々就航。韓国3社や日本のANAも路線復活を検討しており、今後の接続性拡大が期待されています。
政府は観光インフラ整備とデジタル化を推進し、不動産やホテル市場への投資機会をさらに拡大しています。観光業の成長は経済の柱であり、投資家にとっても大きな魅力となっています。
▼出典
What’s New for Travellers in Cambodia 2025: Essential Updates