マレーシアは、アジア太平洋で最も急成長するデータセンター統合市場になる見込みです。
Cushman & Wakefieldの最新レポートによれば、人口1人当たりのデータセンター容量(人口/MW比)は2030年までに現在の6万人超から1.4万人へ約80%改善。このスピードは地域内で最速です。
クアラルンプールは国内需要の拠点に、ジョホール州はシンガポール近接によるハイパースケール&AIインフラ基地に急成長。すでに522MWを稼働済みで、建設中1250MW、計画中3750MW以上と、インドネシアやタイを大きくリードしています。
要因としては、土地の確保性、電力・接続性のインフラ改善、デジタル経済支援政策、コスト優位性(米国より17%低い)が挙げられ、世界中のハイパースケーラーが集まる理由となっています。
同国のデータセンター資産価値は2030年に6000億ドルに達する見通しで、これは米国市場の予測(4600億ドル)を上回ります。