ベトナム政府は、南北高速鉄道プロジェクトの建設を2026年末に開始する方針を明らかにしました。ファム・ミン・チン首相は、当初予定より1年早い建設開始を目指し、建設省に対して今月中に入札手続きの整備を完了するよう指示しました。来月には国会による承認審議が行われる見通しです。
この高速鉄道は、ハノイからホーチミン市まで全長1,541kmにわたり、時速350km設計、23の旅客駅と5つの貨物駅を備える、ベトナム史上最大規模のインフラプロジェクトです。2024年11月に国会で投資承認され、総事業費は約**670億ドル(1.7京ドン)**と見積もられています。
さらに、中国国境と接する省を結ぶラオカイ – ハノイ – ラングソン線の建設も12月に始まる予定で、ラオカイ – ハノイ – ハイフォン間の路線については中国との交渉が進行中です。11月には借款契約の締結が期待されています。
ハノイ市とホーチミン市にも、新たな都市鉄道(メトロ)計画の見直しと融資取得の準備が求められており、交通インフラの急速な整備が進行中です。不動産投資の観点からも、沿線地域の発展が加速する可能性が高まっています。