ベトナム不動産市場、鬼月前に活況 ― インフラ整備と投資心理が後押し

2025年7月のベトナム不動産市場は活発化し、売買需要は13%、賃貸需要は15%増加しました。 これは鬼月(旧暦7月)前の駆け込み需要と、建国80周年を記念した大規模インフラ開発の効果が重なった結果です。

ハノイやホーチミン市中心部では関心度が11%上昇。新しく拡張されたホーチミン市では13%の伸びを示し、都市拡大に伴う投資家の楽観姿勢が反映されています。地方市場でも平均15%の増加が見られ、全国的な回復基調が確認されました。

価格面では、2024年第1四半期比で土地価格は44%、マンション価格は42%上昇しており、投資需要と実需の両面から強い支えがあります。特に南部では高級物件の吸収が進み、流動性と投資家信頼の回復が鮮明になっています。

また、2025年上半期の不動産分野FDIは48億米ドル超に達し、前年同期比2.4倍。国内外の資金流入や不動産向け融資の増加が市場の成長を加速させています。さらに、新規不動産企業は約3,000社設立され、休眠からの復帰企業も3,000社と前年比51%増加しました。

インフラ整備(環状道路3号線や高速鉄道)や高い経済成長率(Q2 GDP 7.96%増)が追い風となり、今後も透明性の高い案件や交通利便性の良いエリアが投資資金を引き寄せる見通しです。

▼出典
Real estate market bustling ahead of Ghost Month

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