2025年上半期のベトナム不動産分野への外国直接投資(FDI)は48億ドルに達し、前年同期比2.4倍に急増しました。これは全FDIの約22%を占め、国別ではシンガポールが最多(24億ドル)、次いで中国、スウェーデン、日本と続きます。
土地法・住宅法・不動産取引法の改正(2024年8月施行)により、透明で安心な投資環境が整備されたことが大きな要因とされます。
さらに南北高速道路、ロンタイン国際空港、ハノイ・ホーチミン市の環状道路などの大規模インフラ整備が郊外・周辺エリアへの投資拡大を促進。データセンターなど新興分野への投資意欲も高まっており、2025年施行の電気通信法も追い風です。
「法整備」「経済外交」「新興市場の可能性」の3つが、下半期も継続的な投資流入を支えるカギと見られています。