マラッカ州、EV生産のASEAN輸出拠点に台頭

マレーシアのマラッカ州は、電気自動車(EV)ブランドが東南アジア市場への足がかりを築くための製造拠点として、急速に台頭しています。特に、EPマニュファクチャリング・ベルハド(EPMB)のペゴー工場がその中心となっています。

マレーシアは、インドネシアのようなバッテリー原料大国やタイのような自動車大国ではなく、自動車メーカー向けの右ハンドル車組立および輸出ハブとしての地位を確立しています。現在、ペゴー工場ではXPeng、MG、BAICなど複数のEVブランドの生産が進められています。

2026年3月には初の現地組立MG S5 EVが生産ラインから出荷され、XPeng G6電気SUVも同月に生産が開始される予定です。EPMBのペゴー工場は、第2拡張フェーズで年間最大3万台の生産能力を目指しており、輸出も視野に入れています。

EV企業が海外生産を志向する背景には、関税リスクの軽減、ASEAN市場アクセスの改善、そして2025年末に期限が切れるマレーシアの完全輸入EVに対する免税措置に先立つ現地化戦略があります。現地組立EVには2027年まで税制優遇が適用されます。

タイが日系自動車メーカーの中心であるのに対し、マレーシアは中国EVブランド向けの柔軟な受託製造・輸出プラットフォームとしての役割を担いつつあります。マラッカ州のEVエコシステムはまだ初期段階ですが、東南アジアの電動車サプライチェーンにおける新たな製造拠点へと着実に進化していることが示されています。

▼出典
https://cleantechnica.com/2026/05/28/malaccas-ev-ambitions-shift-from-promise-to-production/

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