日本の在留ベトナム人数19万9990人、ブラジル抜き国籍別4位に

※VIET JO記事(2017/03/20 06:48 JST配信分より参照)

日本にいる在留外国人の総数は、238万2822人で、前年末時点の223万2189人と比べて+6.7%(+15万0633人)増加し、過去最高となった。
このうち中長期在留者数が204万3872人、特別永住者数が33万8950人となっている。

在留外国人の多い上位10か国・地域と人数は以下の通り。

  1. 中国:69万5522人(前年末比+4.5%増)
  2. 韓国:45万3096人(同▲1.0%減)
  3. フィリピン:24万3662人(同+6.1%増)
  4. ベトナム:19万9990人(同+36.1%増)
  5. ブラジル:18万0923人(同+4.3%増)
  6. ネパール:6万7470人(同+23.2%増)
  7. 米国:5万3705人(同+2.7%増)
  8. 台湾:5万2768人(同+8.3%増)
  9. ペルー:4万7740人(同+0.0%増)
  10. タイ:4万7647人(同+5.0%増)
  11. その他:34万0299人(同+9.9%増)

在留ベトナム人の構成比は全体の8.4%で、国籍・地域別でブラジルを初めて抜いて第4位に上昇した。
在留ベトナム人数は、2006年末の3万1527人から約10年で約6.3倍に増加している。

何より際立っているのは、その増加率。
前年比36.1%とダントツの伸びを示しています。

しかし・・・

日本のベトナム人不法残留者数5137人、フィリピン抜き国籍別4位に

ベトナム人不法残留者の構成比は全体の7.9%。
国籍・域別でフィリピンを初めて抜いて第4位となった。
ベトナム人不法残留者数は、2012年1月1日時点の1014人から約5年で約5.1倍に増加している。

不法残留者の多い上位10か国・地域と人数は以下の通り。

  1. 韓国:1万3265人(2016年1月1日時点比▲1.1%減)
  2. 中国:8846人(同+1.2%増)
  3. タイ:6507人(同+9.2%増)
  4. ベトナム:5137人(同+34.9%増)
  5. フィリピン:5082人(同▲3.0%減)
  6. 台湾:3887人(同+9.7%増)
  7. インドネシア:2222人(同▲0.3%減)
  8. マレーシア:1761人(同▲0.1%減)
  9. シンガポール:1046人(同▲0.9%減)
  10. ブラジル:959人(同▲2.4%減)
  11. その他:1万6558人(同+2.9%増)

一度正しいルートで日本に入国したベトナム人が、仕事に馴染めず逃亡するケースもよく耳にします。
若手人材に乏しい今の日本で、高い賃金を目的に、喜々として働く外国人労働者は必須です。

それだけにお金に結びつき安いビジネスですので、イリーガルなやり方で外国人を入国させるグループもまたいます。

日本へベトナム人を送り出す企業体が、ベトナムで旺盛な活動をしています。

「猫も杓子も送り出し」

もちろん淘汰されてきているのも事実です。
お金を稼ぎたいと日本へ渡るベトナム人の口利き料として多額の手数料を取る組織もあります。

たくさんの借金を背負って日本に渡る若者達。
しかし、それはどう考えてもおかしいと最近では、安い事務手素料だけで日本へ渡してあげる会社も出て来ています。

日本人がベトナムで、一部の至らないベトナム人がやるような「お粗末成金営業」をやってどうするのか。

間違い無く淘汰されます。
そういう考えを持った日本の送り出し機関は自然に消えて無くなる日がくると思います。

「ベトナムでベトナム人に気持ちよく働いてもらい、儲けさせていただく」

こんな考えを持つ経営者しか、ベトナムに来て欲しくありません。

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